てぃーだブログ › 三線大学 › 八重山古典民謡 › 工工四について

工工四について

2010年05月30日

Posted by ≪京太郎(チョンダラー)才蔵≫ at 15:13 │Comments( 0 ) 八重山古典民謡
読者のみなさんこんにちは
お約束したお話『工工四』の続きです。

「工六四」=クルルンシ(過去)   工工四=クンクンシ(現在)

唐の「工六四」が「工工四」に変化した理由は当の本人である。
知念積高しかわからないでしょう。

知念の時代に「工工四」と呼ばれるようになった。
それでは読者のみなさん、なぜ、知念は「工工四」としたのか
私なりに考えた結果を書いておきます。「工工四」は単なる文字の
組み合わせにしか、なかったと考えられます。

なぜならば、「工六四」の中には始めにある文字以外にも、数多くの
文字があるにも関わらず、初めの「工工四」を選んだということは
いまだに解明されては、いないものと考えられるからです。

例えば、いくつかの『文字譜』の組み合わせを考えてみます。

工六四、六四工、四工六、四六工、合老四、工尺四とさまざな
組み合わせの中から知念が初めの「工工四」の三文字を選び出し
(クンクンシ)と名づけた理由がわかるような気がします。

「クンクンシ」という発声、発音と覚えやすさと、その言葉の響き等
から、知念は「工工四」の三文字の組み合わせにしたものではないかと
思われる。知念先生に敬意を表します。

本日はこれまで・・・・・・。

                 以上




同じカテゴリー(八重山古典民謡)の記事
『鳩間節』の光と影
『鳩間節』の光と影(2011-11-14 13:32)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。