八重山のことわざ【思い出し子】
【思出子】おもいだし‐こ
八重山のことわざに、【思い出し子】があります。
子を産まなくなってから久しい中年の女などが、思い出したように
ほんとに久しぶりに産む子のことを、【思い出し子】と言われるそうです。
うむいだしぅ ふぁー
(思い出し 子)
たとえば、これで終わりと最後の子に、「とめ子」と名付け、子づくりを
終りにしたはずだが、長い間産むことを忘れていたのか、出来てしまった
ということらしいです。
【思出子】おもいだし‐こ、は年の差がある分、家族にとって、可愛い、
可愛いと大事に育て上げられたのでは、ないかと私なりに感ずるも
のもありますね。
では、この辺で失礼します。
八重山古典民謡研究学会会長
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